インテルミラノの日本代表DF長友佑都(24)と母りえさん(49)がCM共演することが9日、分かった。大手自動車メーカーのマツダ「デミオ」のCMで、数バージョン放送されるうちの1つとして、7月からオンエアされる。長友はこの日、広島・府中町のマツダ本社で行われた「新型マツダ

 デミオ予約受注発表会」に出席。「世界一のサイドバックになる夢をかなえたい」と改めて目標を掲げた。

 長友と、彼のサクセスストーリーを支えてきた母りえさんが、CMで共演する。現在、スポンサー契約を結ぶマツダの代表的なコンパクトカー「新型デミオ」のCMで、関係者によると7月からオンエアされる。長友自身は今日10日放送開始となる「できるはず。」がスローガンのCMに出演。マツダ山内孝社長は「前向きな姿勢で世界最高峰に挑戦しており格好良い」と、長友起用の理由を明かした。

 「新型デミオ」はガソリン1リットル当たり30キロの走行距離を実現するなど、新世代技術搭載で30日に発売予定。体幹トレーニングの一環で、骨盤を立ててブレずに走るなど、1試合13キロの走行距離を誇る長友とは「低燃費」というキーワードで一致する。長友は「デミオもそうだが、僕も走りでは一番になりたい。走りにはこだわっている。デミオはブレないし、似ている。僕と重なる」と話した。

 長友の勢いは衰えない。W杯南アフリカ大会で日本の16強入りに貢献。その後、セリエAのチェゼーナに移籍。さらに今年1月に世界トップクラスのクラブ、インテルミラノに電撃移籍し、イタリア杯で優勝して凱旋(がいせん)帰国した。初の自叙伝「日本男児」は(ポプラ社)はスポーツ選手初のオリコン書籍ランキング1位。関連書籍の別冊宝島1775「長友佑都

 100人の証言」も13日に発売される。

 そんな時の人、長友の成功を陰で支えてきたのが、りえさんだ。りえさんは、長友が小学3年時に離婚し、女手ひとつで愛息を育てた。長友は常に母への感謝を公言しており、「母への恩返し」の気持ちが世界で活躍する原動力の1つとなっている。長友飛躍の功労者ともいえるりえさんが、CM共演で、改めてクローズアップされることとなった。