なでしこジャパンの強化のため、なでしこリーグ選抜がニンジン作戦に出る。同リーグの田口禎則専務理事(45)は26日、日本協会から、お祭りではなく真剣勝負の依頼が届いたことを明かした上で「本気を出させるために、勝利給を支払うことにします。実際に資金は潤沢ではないので、現物支給になるかもしれません」と話した。

 「なでしこ対決」は、8月19日に国立で開催される予定だ。代表を除くメンバーで選抜チームを構成するため、当然実力では及ばない。「スポンサーのプレナスさんと相談して、ほっともっとの弁当引換券や、やよい軒(大衆食堂)の食事券、米1俵とかを出すかもしれない。みんなアマチュアなので、もらったらうれしいし、モチベーションも上がるはず」と具体案を出した。