日本代表MF遠藤保仁(33=G大阪)が「純白スパイク」でブラジル切符をつかむ。14年W杯出場権を懸けた最終予選オーストラリア戦(6月4日、埼玉)で真っ白の新シューズを履くことが16日、分かった。アンブロ社製の「ホワイトアウトコレクション」で、この日の練習から使用。本番ではかかと部分に日の丸と、愛称「やっと」を入れる以外は白で統一。ピッチ上での存在感を際立たせる。

 まさに秘密兵器だ。表面には特注加工を施し、グリップが効くようにして、より精度の高いパスが繰り出せるようになっているという。6月中旬にブラジルで開催されるコンフェデ杯でも使うため、「やっと」は優勝を意味する金字だ。異色スパイクといえば代表では本田がミズノ社製の真っ黒なスパイクを使用。遠藤は新スパイクについて「担当者に聞いてください」と話すにとどめ、19日のホーム群馬戦に向けて「勝てば首位もある」と気持ちを込めた。【益子浩一】