ザックジャパンが、W杯ブラジル大会に臨む日本代表のサポートメンバーとして20年東京五輪を目指す世代を帯同する。日本サッカー協会の原博実専務理事(55)が18日、明言した。東京・JFAハウスで行われたJリーグ強化担当者会議でJ各クラブから同意を得た。高校生ら2人を同行させる予定で、期間は5月21日開始の国内合宿から米タンパでの直前合宿まで。W杯へ万全の準備をすると同時に「育成」も試みる。

 ◆サポートメンバー候補

 「東京五輪世代」が選出条件。23歳以下で行われる現行の規定なら1997年1月1日以降に生まれた選手が対象。有力候補に挙がるのが、16歳でプロ契約を結んだ名古屋FW杉森考起(17)だ。昨年のU-17W杯に「吉武ジャパン」の一員として出場し、正確な技術に加え得点力もある。中盤のポジションを幅広くこなす前橋育英高MF鈴木徳真(17)も評価されている。トップの公式戦に出場できる2種登録をされた攻撃的な浦和ユースMF小川紘生(17)、ボランチやDFをこなす柏U-18MF中山雄太(17)、G大阪ユースMF市丸瑞希(16)らも高い能力を持つ。