サッカー日本代表の次期監督候補が事実上3人に絞られた。欧州の有力代理人らによると、日本サッカー協会関係者は10日までに、元ローマ監督のルチアーノ・スパレッティ(55=イタリア)、カタールのクラブの監督を務めている元デンマーク代表MFのミカエル・ラウドルップ(50)、元ウォルフスブルク監督のフェリックス・マガト(61=ドイツ)の3氏と接触した。現在、日本協会の霜田正浩強化担当技術委員長(47)が欧州に渡っており、さらに交渉を進めるとみられる。

 日本協会の次期日本代表監督の候補リストに入っている元鹿島監督のオズワルド・オリベイラ氏(64)が9日、地元ブラジルのテレビのインタビューに「候補に挙がっているのはうれしい。でも実現は難しい」と話した。

 日本協会からのオファーの有無は明言せず、「10年に鹿島の指揮を執っている時は可能性はあると思った。でもあの時ですら就任できず、がっかりさせられた。今は難しい」と述べた。日本代表が欧州サッカーへ傾倒しているとし、他のブラジル人監督が就任する可能性も低いとの見方を示した。