リオデジャネイロ五輪を目指すU-23日本代表が4-0で同タイ代表に完勝して2連勝を飾り、最終戦(19日サウジアラビア戦)を待たず、各組2位以上による決勝トーナメント進出を決めた。

 前半にFW鈴木武蔵(21=新潟)のゴールで先制し、後半はFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)の2得点などで突き放した。

 手倉森誠監督(48)は2-0の後半8分に相手がPKを外した場面を振り返り「あそこで1点差に詰められたらっていう状況だったが、なんとかしのいだ」と苦笑いを浮かべ、初戦の北朝鮮戦からの先発6人入れ替えには「アタッカーが点を取ってくれ、これからの戦いにみんなが勢いをもってくれたらいい」と手応えを口にした。

 1次リーグ最後のサウジアラビア戦に向けては「コンパクトなサッカーを心がけ、ショートカウンターを仕掛け、手数を掛けない攻撃と、取った後のポゼッションコントロールをした試合をすれば最高です」と語った。