H組の鹿島はアウェーでFCソウル(韓国)に敗れ、開幕2連敗となった。

 極寒の敵地で鹿島が2連敗を喫し、崖っぷちに立たされた。少ない好機を決めきれず09、11年といずれも決勝トーナメント(T)初戦で敗れたFCソウルに返り討ちにあった。気温氷点下3度。日本代表DF昌子源(22)は悔しさで凍ったピッチを何度もたたいた。日本勢で2連敗したチームは過去、決勝Tに進んだ例はない。H組最下位で厳しい状況に追い詰められた。

 韓国メディアから勝てない日本勢への厳しい質問が飛んでも、トニーニョ・セレーゾ監督(59)は「昨日のG大阪も我々も内容では決して負けていない」と反論。ポルトガル2部ポルティモネンセから加入したMF金崎が後半22分から公式戦初出場したが結果は残せず。厳しい現実にもDF西は「1点を決められた以外は、そんなにチャンスを作られていない」。MF柴崎も「ネガティブになる必要はない。自信を付けるためにも開幕戦は勝つ」。中3日で迎えるリーグ清水戦を見据えた。(ソウル=益子浩一)