松本が、J1初勝利を挙げた。前半19分、MF岩上祐三(25)のクロスからFW池元友樹(29)がシュートを放ち、相手GKがこぼしたボールにDF飯田真輝(29)がつめて右足で押し込み、先制した。

 後半は圧倒的に攻められながら、体を張った守備で無失点に切り抜けた。反町康治監督(51)は「勝ち点3がとれたことは、本当にうれしい。あともう10分、試合が続いていたら、1点入れられていたかもしれない。サッカー(の試合時間)が90分でよかった」と“反町節”で振り返った。

 DF田中隼磨(32)は「これが、俺たちのサッカー。粘り強く戦った。ポストや運も味方にするということは、自分たちが間違っていなかったということ」と話した。