Jリーグは7日、東京・JFAハウスで規律委員会を開き、鳥栖DFキム・ミンヒョク(23)に公式戦4試合の出場停止処分を科すことを決めた。キムは3日のJ1第4節鹿島戦(カシマ)の後半36分に、鹿島MF金崎夢生(26)の頭部付近を踏み付けるという悪質な行為に及んでいた。それが同委員会で「選手等に対する暴行・脅迫および一般大衆に対する挑発行為」「極めて悪質な行為」と判断された。

 試合後に鹿島からの主張があり、Jリーグ側も映像で確認。当事者などからの事情聴取も終え、今回の厳しい裁定に至った。対象試合は8日のナビスコ杯新潟戦、12日のJ1山形戦、18日のJ1甲府戦、22日のナビスコ杯東京戦の4試合。

 Jリーグの出場停止処分では、07年6月にJ1甲府MF茂原岳人に科された7試合が最長。07年9月にJ2山形FW豊田陽平、09年9月にJ1横浜GK飯倉大樹、11年9月にJ2大分FW前田俊介に対し、それぞれ6試合の出場停止が科されている。

 また、95年8月に主審を侮辱したとされ、横浜FのGK森敦彦が3カ月の出場停止処分を受けた。公式戦21試合に相当するとされる。