これもオマージュダンスの反響? 神戸FP岡崎チアゴ(28)は、北海道戦の前半8分に先制弾を決めた。そしてスタンドに向かって「カズダンス」をした。

 前日の2日にはJ1川崎FのFW大久保が、リーグ通算140点目のゴール。横浜FCのFWカズの通算記録を抜く節目の得点に、カズへのオマージュをこめて、カズの代表的なゴール後パフォーマンスであるカズダンスを披露していた。岡崎も抜け目なく、旬の話題に乗ったのか-。そう思わせたが、ダンスをしながら指をさしたスタンドには、何と大久保本人がいた。

 岡崎は「試合前に大久保さんにゴールを決めて踊ると宣言していました」と明かした。大久保がJ1神戸に在籍していた当時からの仲。2度目という現地での応援に、宣言通りのゴールとダンスで応えたのだ。

 しかしチームは2得点目が遠く、終盤に逆転を許して、1-2で敗れた。大久保は「カズダンスを踊ったから逆転されたんかな」とポツリ。自らの先制点とダンス後に逆転を許した、前日の東京戦に重ね合わせて、苦笑いしていた。

 それでも大久保は「フットサルは本当に面白かった。パワープレーとかも見てびっくりしたし、神戸の負けは残念だったけど、生で見られてよかったです」と全国のスポーツファンにフットサル生観戦を強く勧めた。岡崎も「次に大久保さんに見に来てもらった時こそは、点を決めて踊って、その上で勝ちます」と大久保もファンも魅了する活躍を誓っていた。