岐阜は磐田に逆転勝ちを収め、5試合ぶりの勝ち点3で、19位に浮上した。

 2点を追う前半38分、こぼれ球をDF高木和道(34)が左足で決めて1点を返した。後半11分と22分には、FW難波宏明(32)が追加点を挙げて逆転。難波は今季11得点とし、得点ランクトップに立った。

 今季は0-5(大宮戦・5月24日)、2-6(大分戦・4月1日)など大量失点で敗れた試合もあるが、2点差をひっくり返した。ラモス瑠偉監督(58)は「1点目が入って、またボコボコにされるんじゃないかと思った。こんな恐ろしい相手に引き分けでもいいのに、逆転できたのは選手たちのおかげ」と振り返った。

 また、ラモス監督が東京Vの監督時代に選手だった磐田の名波浩監督(42)と、日本代表でともにプレーしたJ2福岡の井原正巳監督(47)の名前を挙げ「2人は応援している。名波は日本の宝」と話した。さらに監督会見の最後には、「名波はうらやましい。磐田はベンチにもすごい選手がいる。うちのベンチは、私しかいない」と“ラモス節”も飛び出した。