J2磐田は24日、磐田市内で東海学生リーグ選抜と練習試合を行い、1-2で逆転負けした。前半7分、右CKからのこぼれ球をDF坪内秀介(32)が押し込んで先制。前半は無失点に抑えたが、後半に2点を許した。29日の天皇杯1回戦、北陸大戦に向けた実戦だったが、不安の残る内容だった。チームは練習試合で大学生相手に連敗しており、名波浩監督(42)も「大学生に5敗」と苦言を呈した。

 リーグ戦でのシステムではなく、4-4-2で臨んだ。2トップにはFW中村祐輝(28)とFW森島康仁(27)が入ったが、不発に終わった。中村はシュート5本を放ったが、最後の精度を欠いた。それでも、森島とはプレーの合間にコミュニケーションをとるなど、改善を図った。天皇杯も大学生が相手。「決めるところは決めないと。しっかり戦って、次は勝たなければいけない」と話した。【保坂恭子】