J2磐田は8月31日、天皇杯2回戦のJ2福岡戦(5日)に向けて磐田市内のグラウンドで再始動した。福岡とはリーグ戦で、8月15日に0-2(アウェー)で負けたばかりだ。

 天皇杯1回戦の北陸大戦(29日・1-0)でプロ初得点を挙げたMF清水貴文(23)は「1回戦とは、少しモチベーションが違う。やってやろうという気持ちが大きい」と意気込んだ。1回戦後は大学時代の友人ら、約30人から連絡があったという。「やっぱり自分に求められているものは、ゴール。ここで結果を出すことができたら、最高だと思う」と2戦連発を誓った。

 J2同士の対戦になるが、名波浩監督(42)は「うちは、若いメンバーにチャンスを与えたい」と明言した。1回戦と同じく、リーグ戦では出番の少ない若手で臨むことになりそうだ。一方の福岡は、同1回戦(30日)では半数以上をリーグ戦と同じ主力組を起用し、東海大熊本に3-0で勝利している。名波監督は「実際に相手のメンバーは分からないけど、いいメンバーで来てくれたらうれしい」と対決を待ち望んでいた。【保坂恭子】