ナビスコ杯は今日2日に準々決勝4試合が行われる。昨季覇者のG大阪は名古屋との第1戦(ホーム)に向け、1日は大阪・万博練習場で非公開調整。元日本代表MF遠藤保仁(35)は欠場が濃厚になった。チームはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を含めた超過密日程で、12日間で4試合目。遠藤と助っ人FWパトリック、DF藤春の3人が疲労の蓄積を考慮され、この日の練習を回避した。

 長谷川監督は「(先発が)分かってしまうのでノーコメント」と1度は言葉を濁したが、遠藤が練習場に来ていないことを問われると「さすがにこの連戦をこなした後の、中2日では難しい」と3人の欠場を示唆。さらにMF倉田が左足首打撲、DFオ・ジェソクが腸炎で出場は困難。日本代表にも4人が招集されており、控え組の奮起が必要な緊急事態だ。プロ初先発の可能性が出てきた新人DF平尾壮(19)は「チャンスをものにして先発に定着したい」と意気込んだ。