右内転筋痛で離脱していたJ2札幌FW内村圭宏(31)が8日、札幌・宮の沢での全体練習に、約2週間ぶりに完全合流した。リーグ再開戦となる12日横浜FC戦(札幌ドーム)に向け「思ったより体が軽かった。しっかりアピールして、メンバー入りを目指したい」と意気込んだ。

 完全に痛みが消えたわけではないが「リーグが2週空いたことが良かった。あのまま続けていたら無理して痛みがひどくなったかもしれない」と振り返った。6月14日岐阜戦で古傷の左足首を負傷。かばってプレーし続けた影響で逆足の右太ももに負担がかかり、7月からテーピングをぐるぐる巻きにしてプレーしていた。多少の痛みをおしてでも出続けてしまうタイプだけに、リーグ中断が貴重な休養期間になった。

 当初は5日の天皇杯2回戦から復帰を目指すも、大事を取って、リーグ再開戦に切り替え、時間をかけ状態を上げてきた。「疲労は取れているが、あとはどれだけうまく痛みとつきあっていくか。今日見た感じは、いい感じかな」と四方田監督。復活の兆しを見せるナザリトとのUN砲再結成で、12戦ぶり白星につなげる。【永野高輔】