ゴン効果で大入りとなった。現役復帰を目指す元日本代表のJFLアスルクラロ沼津FW中山雅史(48)が3日、ソニー仙台戦(愛鷹競技場)に来場し、ファンに入団を報告した。

 試合前に場内アナウンスとともに入場すると「チームの力にどれだけなれるか分かりませんが、僕自身チームに刺激を入れたいし、みなさんからも刺激を受けたいと思います」と力強く宣言。スタンドからは中山コールが起こった。

 中山はメンバーには入らず復帰こそ持ち越しとなったが、存在感は抜群だった。クラブが「5000人プロジェクト」と銘打った、この試合にはクラブ史上、今までない観客が駆けつけ、観客動員数は8337人となった。これまでの最多記録である2765人を3倍以上も上回り、メーンスタンドは埋め尽くされて立ち見の人も現れるほど。バックスタンドやゴール裏の芝生席まで多くのファンが入りゴン効果を発揮した。

 チームは首位ソニー仙台に終盤に勝ち越しを許し1-2で敗れたものの、選手の奮闘に温かい拍手がおくられていた。