元日本代表の神戸MF森岡亮太(24)が、今冬の欧州移籍を目指していることが9日までに分かった。Jリーグのクラブ関係者の話を総合すると、複数の国内クラブがすでに獲得オファーを出しているが、各クラブは森岡の海外志向が強いとみて、推移を見守っている状況だという。

 国内で森岡へオファーを出しているのは、パスサッカーを掲げ、森岡のプレーと相性の良さそうな柏や川崎Fなど。現在所属している神戸もネルシーニョ監督が柏を指揮していた時代から森岡を評価しており、残留を希望している。森岡は本気で欧州への移籍を検討しているとみられ、獲得に乗り出しているクラブは、欧州各国の移籍期間が終了する来年1月まで、やきもきすることになりそうだ。

 京都・久御山高出身の森岡は10年から神戸でプレー。13年から背番10を背負い、14年は34試合で4得点をマーク。今季は第1、第2ステージ合わせてリーグ戦29試合に出場し、4点を挙げている。14年8月にはアギーレ前監督のもと日本代表に初選出され、同10月14日のブラジル戦では先発して45分間プレーした。