長崎がホーム最終戦でC大阪を下し、プレーオフ(PO)圏内の6位に浮上した。

 後半10分、MF古部健太(29)の左クロスにMF佐藤洸一(28)が右足で合わせ先制。同21分には、FWイ・ヨンジェ(24)のオーバーヘッドをMF梶川諒太(26)が左足で決め追加点を奪った。

 佐藤は「後半、相手は体力的に落ちると思っていたので、後半の入りから激しくいこうと話していた」。後半開始直後から積極的に攻め、ペースをつかんだ。「今日は家出るときから点が取れそうな気がしていた。今更なんですけど、コンディションが上がってきました」と今季3点目を喜んだ。

 これでPO進出決定に大きく近づいた。最終節はアウェー北九州戦。勝ち点2差の7位東京Vより得失点差で6上回り、引き分け以上でPO進出が濃厚。さらに梶川は「次勝てば、(勝ち点2差の5位愛媛の結果次第で)5位も狙える位置にいる。自分たちが積み上げてきたものをしっかり出したい」と、さらなる高みを見据えていた。