4位C大阪がアウェー長崎戦で完敗した。パウロ・アウトゥオリ監督(59)は3つある交代枠を1つしか使わず、2試合連続で完封負け。0-1の後半20分、高卒ルーキーMF沖野を投入しただけで、追加点を許しても残りの交代枠は使わなかった。同監督は「次の試合で全部出し切って欲しかった。先の試合を見据えた」と説明。不完全燃焼のまま、5試合未勝利で最終節を迎えることになった。

 既にプレーオフ(PO)圏の4位か5位は決まっていたが、MF関口は「1人1人緩慢になっている」。DF中沢も「最終節で勝てないとPOも甘くない」と表情を曇らせた。7位東京Vとの最終節は、敗れれば5位愛媛の結果次第でPOをアウェーで迎える5位に陥落する可能性もある。目の前の1勝をつかまなければ、1年でのJ1昇格はさらに厳しい。【小杉舞】