3年連続得点王を獲得した川崎FのFW大久保嘉人(33)が実感をかみしめた。24日、クラブでチームの解団式に出席し「ようやく実感がわいてきました」。22日の仙台戦で決めたゴールを映像で見返し「バッチリだった。最後の最後で右に変化しましたね」と軌道にも満点をつけた。

 仙台戦前日の21日夜、妻莉瑛さんと2人で川崎大師に参拝。背番号にちなみ「1013円」のさい銭を入れ、試合で力を発揮できるように祈願した。試合で得点王と勝利を手にし、翌23日は家族でお礼参拝に向かった。胞状奇胎で抗がん剤治療を受けている莉瑛さんは、25日に最後の投与を受けるために入院予定。既に数値も正常に戻っており、経過は良好だという。チームは12月1日から来季に向け練習を再開する。