J3相模原に移籍した元日本代表GK川口能活(40)が21日、チームに合流した。神奈川・相模原市内での練習前、円陣に加わりあいさつをした。

 「今年で41歳になる川口です。能活と呼んでください」と自己紹介。前々日までB級指導者ライセンス講習を受けていたため、すでに始動していたチームに合流。GK練習を軽快にこなし「若さに満ちあふれるチーム。ベテランが少なく、僕が(年齢的に)突出している。プレーでやれることと、精神的にチームのためにやれることをやっていきたい」と気持ちを高ぶらせた。

 チームの代表を務める望月重良氏(42)から話を受け、移籍が実現した。実は、同氏からの“オファー”は2度目だった。清水商(現清水桜ケ丘)の2学年先輩でもある同氏から1度目のオファーを受けたのは中学3年のとき。静岡の選抜チームで、中高合同で合宿を行った際、高校2年の同氏から「清商にこいよ」と誘われたという。「そう言ってもらって清商に入って、僕は飛躍できた。今回、重良さんに声をかけてもらって、必要としてくれるところでやりたいなと。チャレンジしたいと思った」。25年ぶりのラブコールを受け、再び飛躍するつもりだ。