高知・春野総合運動公園で1次キャンプ中の新潟は27日、初の練習試合に臨んだ。四国リーグのアイゴッソ高知、高知Uトラスターが統合されて発足する高知ユナイテッドSCとの試合は、30分×4本で行われた。2本目のFWラファエル・シルバ(23)の2得点などで、5-2で勝利した。

 新潟の「今季初ゴール」は、ラファエルのドリブルシュートだった。MF小塚和季(21)からのロングパスを左サイドで受けると、ゴールに向かって一直線。相手GKをかわして流し込んだ。2点目はゴール前のこぼれ球から決めたもので、冷静さが光った。

 「まだ体は重いが、最初の練習試合で2点取れたのは良かった」とラファエル。昨季のセカンドステージ第15節名古屋戦で負傷した右足首は、ブラジルの医者から手術を勧められたほど重傷だった。手術を回避したことが奏功し、キャンプ最初から順調に練習を重ねられている。「順調だが平静さを失わず、ケガに注意しながらやっていければ」と、開幕に照準を合わせている。