なでしこリーグのINAC神戸が28日、神戸市内の練習場で始動した。

 ボール回しやミニゲームなど約1時間40分にわたって汗を流した。昨季限りで引退した澤穂希さん(37)がいない中で、新しいシーズンに向けて動きだした。

 FW川澄奈穂美(30)は「チームとしてはすべてのタイトルをとる。そのためには個人としてできることをやりたいと思っている」。澤さん不在でのチーム練習初日については「人数が抜けたこともありますが、こぢんまりしたチームになったなあと。澤さんの存在感が大きかったんだなと。澤さんの良さは失われたけど、ここから何ができるか、いろんなものを生み出すチャンスなので」と意気込んだ。

 また今季の主将にはFW高瀬愛実(25)が就任。高瀬は「個人の結果がチームを押し上げられたらいいなと思います。すべてのタイトルをとれるように、チーム一丸で頑張りたい」と話した。