東京は神戸に1-0に勝利した。FW阿部が値千金のゴールを奪った。これで3節を終えて、2勝1敗として勝ち点は6となった。

 引き分けかと思われた後半43分だった。DF徳永がグラウンダーのクロス。走り込んだFWが阿部がうまく合わせて、ゴールネットを揺らした。この1点を守り、逃げ切った。

 東京は前半からチャンスを作るも、なかなか点の奪えない嫌な流れだった。前半29分にはFW前田が右サイドからクロス。MF田辺の前に転がってくるも、シュートは打てなかった。

 後半も東京が攻め続けた。同8分、FW阿部がペナルティーエリア左に鋭いドリブルで進入。素早いクロスにMF田辺が頭で合わせるも、バーの上を越えた。同21分にはMF東に代えてMF水沼を投入。同30分には途中出場のFWサンダサが倒され、絶好の位置でフリーキックを獲得。DF丸山が直接狙ったが、左足から放たれたシュートはGKにはじき出された。

 終盤の得点で悪い流れを断ち切った東京は、中3日で迎える15日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)江蘇蘇寧(中国)戦に弾みをつけた。