アウェーの札幌が先手を取った。前半22分、DF福森晃斗(23)の右CKが相手DFに当たってオウンゴール。

 同34分には、またも福森が起点になった。福森の左足FKが右ポストに当たるも、こぼれ球をFW都倉賢(29)が流し込み、追加点を挙げた。

 後半も札幌が堅い守備で逃げ切り2戦ぶりの勝利を挙げた。札幌はアイスタ(日本平)では過去リーグ戦、ナビスコ杯、天皇杯と9戦全敗も、10戦目で初勝利。リーグ清水戦は岡田武史氏が監督を務めていた01年以来15年ぶりの勝利となった。J1から今季降格してきた清水は、4戦目でJ2初黒星となった。

 決勝点の都倉は「自分たちがやってきたことを100%出した結果。1点目は狙い通りのところに、2人入っていたし、ボールのクオリティーで決まっていた。2点目も、相手より早くこぼれ球に反応できていた。3人ぐらい詰められていたし、それが生きた。これからも1点でも多く点を取って、チームの勝利に貢献したい」と話した。