東京が、中国での爆買いの象徴の1人ブラジル人FWムリキ(29)の獲得に乗り出していることが26日、分かった。快足を誇るストライカーで、広州恒大では11年にリーグ戦、13年にはアジアチャンピオンズリーグを、いずれも得点王として優勝に導いた。コンカ、クレオらを獲得し、監督はリッピ氏を招くなど爆買いでアジアの頂点に上り詰めた広州恒大の象徴的な1人だった。

 14年7月にカタール・アルサッドへ移籍金900万ドル(約10億円)で移籍したが、今年退団。東京が狙いを定めた。J1で今季4試合3得点と得点力で苦しんでおり、獲得できればクラブ史上トップクラスのストライカーとして期待できる。外国人枠はアジア枠も含めて4枠すべて埋まっているが、FWサンダサと契約解除して1枠あける予定。話がまとまり早ければ、名古屋戦(4月2日)から出場する可能性がある。