高倉チルドレンのINAC神戸U-20(20歳以下)女子代表MF杉田妃和(19)が27日、神戸市内でアウェー浦和戦(30日)に向けて練習を行った。

 杉田は、なでしこジャパンの新監督に就任した高倉麻子氏(48)が率いた14年U-17女子W杯で主将を務め、世界一に輝いた。大会5得点でMVPも受賞。生粋の高倉チルドレンだ。

 杉田は高倉新監督について「メリハリのある監督。プレーの時は厳しくて、ご飯だったりピッチ外の時は面白い」。特に印象深かったのは16歳の時に行った中国遠征の食事の席だった。杉田はデザートにりんごを1玉、2玉とほおばった。3玉目に手を伸ばした時、ニヤリと笑みを浮かべた高倉監督から「それ3つ目でしょ」と指摘を受けた。「よく見てるな、と思いました。冷静な監督です」。

 杉田は現在、今年の11月から始まるU-20女子W杯での優勝を目指している。高倉監督はU-20女子代表も兼務することが決定しており、19歳MFは「監督はいつも『世界一』と言っています。私も戦えるようにしたい」と闘志を燃やした。