磐田のU-19日本代表FW小川航基(18)が27日、次節ホーム広島戦(29日)のメンバー入りへ意欲を見せた。この日、磐田市内で行われた磐田との練習試合(45分×2)に、U-19日本代表のエースとして先発出場。普段のチームメートと激しくぶつかり合い、戦う姿勢を見せた。

 前半36分、右CKから磐田DFに競り勝ち、枠内ヘディングシュートを放った。同40分には、右クロスに飛び込んで左足でシュートを打つがGK正面だった。前半のみの出場で無得点に終わったが、退いた後の後半42分、磐田FW岩元颯オリビエ(20)が接触プレーで足を負傷した。磐田の控えが不足したことで名波浩監督(43)から「航基、準備しておけよ」の声がかかり、急きょ、磐田の選手として再びアップを始める場面もあった。

 FW陣では、既にジェイ(33)森島康仁(28)の次節負傷欠場が決定。小川航の初のリーグ戦メンバー入りが現実味を帯びてきた。「すごくチャンスだと思う。狙っていきたい」。今日28日、チーム練習に合流する予定だ。【保坂恭子】