磐田の元日本代表MF松井大輔が11日、35歳の誕生日を迎えた。磐田市内で行われた次節アウェーG大阪戦(13日)に向けた練習では主力組に入り、前節鹿島戦(1-1)に続き今季初となる2試合連続の先発が濃厚。リラックスゲームではオーバーヘッドでシュートを放ち、持ち味の魅せるプレーでサポーターを沸かせた。「好調をキープして、必要とされる人間になっていたい。もっと選手寿命が延びるように、ベテランでもできると(印象を)植え付けたい」。

 リオデジャネイロ五輪に出場するU-23(23歳以下)日本代表のオーバーエージ枠候補に、川崎FのFW大久保嘉人(33)が入ったことで、大胆発言も飛び出した。「通訳でもいいからチームに帯同したいね」。

 シーズン前には、横浜FCのFWカズ(三浦知良=49)と自主トレを行い、姿勢を学んだ。「カズさんが1人で(選手寿命を)引っ張っているので、僕もついていきたい」。先輩の後ろ姿を追い、走り続ける。【保坂恭子】