Jリーグとパフォーム・グループ(本社英国)などが結ぶ5年総額500億円の放送権料の契約は、21日の理事会を経て決定することになった。9日に東京・文京区のJFAハウスで開かれた臨時理事会後、村井満チェアマン(57)は「Jの将来にも影響する大きな話なので、早く結論を出したいが、地震やマリノスとレッズ問題などがあって話し合うことはできなかった。今月の理事会では議論したい」と話した。

 Jの放送権料は今季、スカパー!の31億円に加え、NHKや民放局などからの収入を合わせると50億円。来季から5年間は1年間で2倍の放送権料を得られる見通しとなった。その一部を海外の大物選手などの獲得資金に充てられるようになるが、村井チェアマンは「収入が正式に決まってない段階なので、お金の使い道を考えるのはできない」と話すにとどめた。(金額は推定)