J2清水FW北川航也(19)が10日、「覚悟」を示した。静岡市内で完全非公開練習に参加。明日12日のホーム横浜FC戦では、前節アウェー町田戦で肋骨(ろっこつ)骨折の重傷を負ったFW大前元紀(26)の代役で先発する可能性が出ており、取材陣に心境を明かした。「(大前)元紀君の離脱は痛いけど、いないから何もできなかったと言われたくない。結果が大事」。

 現状、大前抜きの2トップについては、FW鄭大世(32)の先発が確実で、相方には北川のほか、MF白崎凌兵(23)MF河井陽介(26)らも候補に挙がっている。小林伸二監督(55)はこの日の紅白戦で複数選手をテスト。最終決断には至っていないが、北川には町田戦で1ー0から途中出場し、試合を決定づける追加点を決めた勢いがある。

 チームとしては、1年でのJ1復帰に向けて、今季J2首位12得点のエースを欠く一戦でこそ、真価が問われている。北川は「1点じゃ物足りない。ホームで点を取って勝利に貢献したい」と言葉に力を込めた。【神谷亮磨】