ピンポイントキックで3戦ぶり白星を呼び込む。J2札幌は今日13日、ホーム札幌ドームで長崎と対戦する。DF福森晃斗(23)は5戦連続の先発が濃厚。前節松本戦はCKで2アシストし「セットプレーでの点が増えれば攻撃の幅は広がる。また狙っていければ」と2戦連続のゴール演出を目標に掲げた。

 連続マルチアシストで、6月1勝と、クラブのJ2通算750点をお膳立てする。前節の2発で748点。節目弾まで残り2点に迫った。「僕は点を取る役目ではないので、誰かをアシストできれば。でも、749点を自分が決めて、750点目をアシストできれば最高ですね」と、1ゴール1アシストという、ベストシナリオも頭に描いた。

 都倉9発、内村6発と前線の好調さに加え、セットプレーから決定力も高め、再進撃のスタートを切る。CKからの得点は、3月20日清水戦で自身が演出して以来、12試合ぶりだった。キック精度は高いが、結果にならず苦戦していた。「去年はセットプレーからの得点が少なかったので、今季は、しっかり形にしたい」。熟し始めた武器をフル活用し、昇格戦線のライバルに、脅威を与えていく。【永野高輔】

 ◆札幌のJリーグ戦績 通算733戦277勝157分け299敗、939得点969失点。J1(98年Jリーグ含む)は162戦35勝14分け113敗、191得点346失点。J2は571戦242勝143分け186敗、748得点623失点。