プレミアリーグの強豪アーセナルへの移籍が決定している広島FW浅野拓磨(21)は、不発に終わった。

 3-3の同点で迎えた後半ロスタイム、右サイドからの折り返しを、エリア内からシュートしたが、枠の上を越えた。シュートが2度バーに当たるなど、運もなかった。

 チャンスで得点できず、チームも引き分けで、浅野は「決めていれば勝てた。チームに申し訳ない」と責任を背負った。17日のホーム横浜戦が、広島でのラストゲームとなる。「広島に育ててもらった。力を振り絞って、勝って終われれば。笑顔で終われるようにしたい」。アーセナルへの移籍発表後、チームは2戦勝ちなし。最後こそ勝ち点3を置き土産にすることを誓った。