横浜FCがロスタイムのラスト1プレーで同点に追いつき、ホームで勝ち点1を手にした。

 FWカズ(三浦知良、49)は、1-1で迎えた後半29分からピッチに入った。後半39分にはFW大久保哲哉(36)の折り返しを頭で合わせたが惜しくも枠外。ロスタイムにCKから失点し敗色濃厚の中、ラスト1プレーでMF野村直輝(25)が執念で上げたクロスをDF永田拓也(25)が頭で押し込んだ。カズは野村のクロスに対し、中央に走り込んで相手DFを引きつけ、永田のゴールに貢献した。カズは、シュートシーンに「決めたかった」と悔しがったが、短い時間ながらも好機をつくり「攻撃はできていた。最後、よく追いついた。ノム(野村)がセンタリングを上げたのが良かった」と振り返っていた。