J2山形はホームで岐阜と1-1で引き分け、9戦未勝利となった。先に失点するも、後半にFW林陵平(29)の2試合連続ゴールで追いついたが、勝ち越すことはできなかった。

 勝てない日々に終止符を打ちたい、負けられない本拠戦。しかし格下相手に先制点を許した。前半27分、相手右CKからあっさり失点し先制される。

 忍耐の後半。石崎信弘監督(58)は1枚目のカードにFW大黒将志(36)を選択。すると、試合の流れは一変し押せ押せムードに。同19分の右CKで、MF佐藤優平(25)のクロスを、ニアにいた大黒が頭で後方へそらし、FW林が左足で押し込み同点に追いついた。林は2戦連発、チームトップタイの6号をマークし、チームを救った。

 それでも勝利は遠い。後半は好機を何度も作ったが、決めきれず。人数をかけ必死で守る相手を崩しきれなかった。石崎監督は「後期まだ勝てていないので勝ち点3という結果を出したかった。良い守備がまだ出来ていない」と課題を口にした。【成田光季】