湘南の連敗ストッパーがJ1残留へ奮闘する。次節のG大阪戦に向けて、MF高山薫(28)は24日、神奈川・平塚市内で練習後「単純に自分が点を取れば、勝てる可能性が増える。点を取りたい」と意気込んだ。

 チームの連敗を救ってきた男だ。第1ステージの横浜戦では決勝ゴールで、チームの連敗を5で止めた。昨季も3連敗で迎えた4月の鳥栖戦で決勝ゴールを決めた。チームは現在、6年ぶりとなる7連敗中。スプリントが武器のリーグ屈指の走り屋は「しっかり点をとって、(連敗を)ストップして波に乗れるようにしたい。データ通りに連敗を止めるようにしたい」。4月30日の横浜戦以来得点がないだけに、ゴールを渇望した。

 チームは現在、年間順位17位で、降格圏に沈む。残り8試合で、残留圏内の15位甲府とは勝ち点差7。高山は「ちょっとでも厳しいと思うことはよくない。練習もいい雰囲気でやれている。勝つことを信じてやりたい」。厳しい状況だが、下は向かない。