J1G大阪のセカンドチームであるG大阪U-23が6得点で快勝した。

 オーバーエージ(OA)枠で出場したMF藤本淳吾(32)、FWパトリック(28)がそれぞれ1得点。トップチームでも出場機会をつかみつつある大卒新人FW呉屋大翔(ごや・ひろと=22)は2ゴール挙げた。

 しかし試合後、呉屋は複雑な表情だった。関学大時代に関西学生リーグで3年連続得点王。結果にこだわっているだけに「あと2、3点取れるシーンはあった。僕みたいな立場はもっともっと貪欲にゴールを取らないといけない」。

 呉屋は17日のJ1名古屋戦ではベンチ入りするも、出場機会はなし。トップチームの長谷川監督から「しっかり(J3の)チームを勝たせろ!」とゲキを飛ばされた。J3ではこの日の2点で10試合7得点。自らのゴールで勝ち点3をもたらしたが、自己評価は「ギリギリ(合格)ですね」と厳しかった。トップチームではルヴァン杯(旧ナビスコ杯)の1点のみ。J1のゴールはまだない。J1初得点の仕事を果たすまで、22歳の点取り屋はただひたすらにゴールを求めていく。