神戸の韓国代表GKキム・スンギュ(25)が好セーブを連発し、勝利へ導いた。試合は3-3のままPK戦に突入。キムは相手キッカー3人目のゴール右へのシュートを横っ跳びで止めた。3-3の後半ロスタイムにも、ぎりぎり枠内に飛んだミドルシュートを片手1本でセーブしていた。

 守護神は「若い頃からPKに強いキーパーと言われていた。(Kリーグ)蔚山時代、延長戦で決着が着かない時、PK専用GKとして投入されたこともある。蔚山のプロデビューもPK戦だった」という。この日のPK戦は、完璧な読みでセーブ。「うまく予測できた。研究をたくさんして、相手の(蹴る)タイミングに合わせて練習する。どのように蹴ってくるか研究してきた成果。今日のPK戦も試合中と同じコースを狙ってきていた。いい感触があった」と、代表GKらしく堂々としていた。

 神戸は2年連続16強入りを決めた。