Jリーグは11日、J1、J2で最も活躍した選手を表彰する「明治安田生命Jリーグ月間MVP」の9月度受賞者を発表した。J2ではこの日、日本代表としてオーストラリア戦に先発したC大阪のMF山口蛍(26)が初めて受賞した。

 山口はクラブを通して「9月度のJ2月間MVPに選んで頂き、誠にありがとうございます。チームの勝利に貢献できたことをうれしく思いますし、サポーターの皆さまの応援も大変力になりました。今シーズン残りわずかですが、絶対にJ1に昇格できるよう、今後もチームのために力を尽くしていきます」とコメント。

 Jリーグは受賞の理由を「9月に行われた全3試合にフル出場し、3連勝に貢献。6月のJリーグ復帰当初に比べ、徐々にコンディションが上がっており、従来の持ち味である、攻守にわたる粘り強さと90分間を通じて波のないパフォーマンスで特に9月は存在感を放っていた。アシスト数がリーグ内1位タイとなる2本、パス数が2位(261本)、インターセプト数が4位(3本)という数字からもチームの攻撃を支えていたことが伺える」と発表した。

 攻撃の良さはC大阪内だけでなく、日本代表でも発揮。6日のイラク戦で1-1の後半ロスタイムに勝ち越し弾を挙げて日本を救っていた。