清水ユースDF立田悠悟(3年)が来季トップチームに昇格することが24日、分かった。今日25日にもクラブから正式発表される見通しだ。189センチの長身が武器の大型センターバックとなる立田はU-17(17歳以下)日本代表にも選出された経験がある。

 清水ユースでは昨年から不動のストッパーとしてレギュラーに定着している。現在は右ひざの手術を受けてリハビリ中だが、今季はゲームキャプテンを務め、DFリーダーとして守備陣を統率。チーム内での存在感も大きい。今年2月にはトップチームの鹿児島キャンプにも参加した。練習試合にも出場するなど、いち早くプロのスピードとフィジカルを経験した。

 トップチームを肌で感じた立田は「課題も多いですが、通用する部分もありました。ユースでしっかり結果を残してもっと高いレベルで出来るように頑張りたい」と意欲を示し、トップ昇格を今季の目標に掲げていた。

 トップチームはJ2で現在3位。2位松本との勝ち点差は3に縮まり、J1自動昇格圏(2位以内)が視野に入ってきた。今季はDF犬飼智也(23)やMF石毛秀樹(22)FW北川航也(20)ら、ユース出身選手が主力として活躍。立田もクラブの次世代を担う中心選手として大きな期待がかかっている。

 ◆立田悠悟(たつた・ゆうご)1998年(平10)6月21日、静岡市生まれ。入江SSSでサッカーを始め、清水クラブSS-清水ジュニアユースを経て、ユースに昇格。U-15日本代表候補、U-17日本代表。189センチ、75キロ。