J1残留を目指す新潟はオフが明けた25日、第2ステージ第16節G大阪戦(29日・吹田スタジアム)に向けた練習を開始。右サイドバックのDF松原健(23)が調子を上げてきた。前節浦和戦(22日)では、精度の高いクロスでFW鈴木武蔵(22)のヘディングシュートを演出。得点にはならなかったが、「蹴った感触は良かった。あと残り2試合。クロスをゴールにつなげたい」と意気込む。

 松原は今季は2月のタイキャンプで右膝外側半月板を損傷し、出遅れた。完治後は全体練習後にクロスの自主練習に取り組んできた。「今はクロスだけでなく、守備もいい。練習から声も出ている」。片渕浩一郎監督(41)は好調ぶりを認める。

 新潟は現在年間15位。J2降格圏の16位名古屋とは勝ち点30で並んでいる。「相手は強いが弱点もある。自分たちは粘り強く戦う力がある」。松原はG大阪相手の白星奪取に意欲を見せた。