鹿島が4大会ぶりの8強入りを決めた。

 前半32分にMF遠藤康(28)の左CKをMFファブリシオ(26)が頭で押し込み先制。さらに後半10分、またもファブリシオがペナルティーエリア内でクリアボールを拾い、右足を振り抜いて2点目を奪った。後半19分に1点を返されたが、そのまま逃げ切った。

 この日はMF永木亮太(28)とDF植田直通(22)が日本代表で不在。主力を欠いて臨んだ鹿島だったが、今夏加入したファブリシオが移籍後初の1試合2得点と活躍した。

 石井正忠監督(49)は「前半から自分たちでボールを奪いにいくプレーができた。後半失点してから押し込まれたが、勝ちきることができた」と振り返った。ファブリシオについて「彼はボールを受けることがうまく、シュート力がある。今日はそのシュート力を出してくれた」と評価した。