仙台は15日、柏からDF増嶋竜也(31)を期限付き移籍で獲得したと発表した。柏では主にセンターバックとしてプレー。リーグ戦通算243試合に出場し11得点。今季は17試合出場し無得点だった。神戸に完全移籍したDF渡部博文(29)の穴を埋める活躍が期待される。海外視察で渡欧中の渡辺晋監督(43)も離日前に交渉に乗り出していたほどで、待望していた選手の加入となった。

 妻はバドミントン元日本代表の潮田玲子さん(33)。15年5月に潮田さんの妊娠が分かった。その2カ月前の仙台戦で、増嶋は右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷する全治7カ月の重傷を負った。苦しいリハビリ中だったが増嶋は「生まれてくる赤ちゃんのためにも、ケガをしっかり治してミルク代を稼ぎたいと思います!!」と自身のブログで報告。9月の出産時には「新たな気持ちでがんばりたいと思います!!」と決意を語っていた。

 増嶋はクラブを通じ、「ベガルタ仙台のために全力で戦います。ユアスタでプレーするのが今から楽しみです。これから応援をよろしくお願いします」とコメントを残した。