宮崎合宿中の横浜と東京が45分×2の練習試合を行い、横浜MF斎藤学(26)が新「背番号10」をお披露目した。前日8日にチームとの契約更新し、昨季までの11番からの変更も発表。クラブの象徴だったMF中村俊輔(38)の磐田移籍に伴い、空き番となっていた伝統番号を継承していた。

 試合は主力組として前半45分間だけの出場。4-2-3-1システムの左ウイングに入り、10分に右足シュート。30分には右足のセンタリングを1トップ伊藤の頭にピンポイントで合わせた。そのシュートは惜しくもGK正面だったが、武器のドリブルで好機を演出したり、新加入の23歳DF山中に大声で指示を出すなど、チームを引っ張る意欲を示した。MFバブンスキー(22)が決めた前半は1-1、斎藤が退き、リオデジャネイロ五輪代表候補FW富樫敬真(23)が得点した後半は1-3で敗れた。

 10番となって初のゲームを終えると「(木村)和司さんや俊(輔)さんが着けていた重みのある番号。プレッシャーを自分にかけ、より成長するために自分で希望しました。ピッチの上では何番だろうが変わらないけど、10番の価値を自分も高めていけるようにしたい。タイトルにも絡んでいければ」と抱負を語った。