磐田は今日11日、ニューイヤー杯連覇を懸けてJ3鹿児島と対戦する。10日は、雪が降る鹿児島市内で調整を行った。2試合を終え1勝1分けで、鹿児島と並ぶ首位タイ。主力組と控え組を交ぜた先発メンバーになる見込みだが、名波浩監督(44)は「勝ちにいかないといけない」と結果を求める姿勢だ。

 優勝弾を狙っているのは、FW小川航基(19)だ。強風と雪で極寒の中、ニット帽と手袋を取って居残りシュート練習に向かった。「自分のゴールでチームが勝てるようにしたい」。初戦の熊本戦(5日・1-1)は2トップの一角で先発したが、シュート0本。だが、1トップに入った第2戦の北九州戦(8日・1-0)では先制点のアシストを含め、前線で起点を作った。中2日で修正し、名波監督からも「航基は確実に(攻撃の)引き出しが増えている」と高評価だ。

 昨年の同大会では、高卒新人ながら清水との静岡ダービーで決勝点を挙げた。1年がたち、小川航は「今年も自分の得点を意識しています」と言葉に力を込めた。【保坂恭子】