J1ベガルタ仙台は宮崎キャンプ3日目の16日、11対11のミニゲームを行った。主力組の1トップには、練習試合では若手とまじってプレーすることが多かったFW野沢拓也(35)とFW平山相太(31)が入った。

 平山は手応えをつかんだ。最終ラインからロングフィードを受ける場面も多く、攻撃を活性化させた。久しぶりの主力組での実戦練習に「どんどんボールが入ってくる。動きだしやボールが来たときの精度を高めたい」と語った。

 この日は渡辺晋監督(43)が「オプションの1つ」と言う「3-5-2」の布陣において、野沢と2トップを形成した。10日の甲府との練習試合に続く野沢との2トップに、「野沢さんからいいボールをもらえるように動きたい」と意欲的だった。

 これまで主力組で1トップに入っていたFW石原直樹(32)は若手中心のチームに入った。渡辺監督は「競争ですよ。石原がどういうことができるのか(他の選手は)分かったと思う」とコメント。必死のアピールを続ける野沢と平山の姿勢を評価した。