川崎フロンターレが開幕戦で大宮に競り勝ち、鬼木監督の新体制での初勝利を挙げた。

 大宮に攻め込まれる時間が長かったが「開幕男」のFW小林悠(29)が今年も決めた。後半21分、コーナーキック(CK)を獲得すると、MF中村憲剛(36)のキックを頭でズドン。鳥栖FW豊田陽平と並ぶ日本人最多タイの4年連続開幕ゴールで先制した。後半ロスタイムには、小林がルーズボールを拾うと、カウンターに転じ、MF中村へグラウンダークロス。これを中村が左足で流し込み勝利を引き寄せた。

 今季から中村から主将マークを受け継いだ小林は「今年も取れる感じがしていた。開幕男ですから」と胸を張った。Jリーグ記録は03~09年に7年連続で決めたFWウェズレイ。中村から「7年連続で狙えば」と突っ込まれると「さすがにそれは厳しいですね」と答えていた。

 中村は、今季の新ゴールパフォーマンスであるサンシャイン池崎の「ジャスティスポーズ」を開幕戦でお披露目。得点後、すぐさまテレビカメラに向かって「ジャスティス」とポーズを決めたが、肝心のDAZNの中継に映っていないことを知り苦笑。だが、試合後にはスタンドのサポーターと「ジャスティスポーズ」で喜びを分かち合い「スタジアムとの一体感を感じられた」と話した。本家のサンシャイン池崎はツイッターで「ジャアアアアアアアアアーーーーーティスッ!!!! コングラッチュイェエエエエエエエェェエエエエエエエエェェエエエエエエエエェェエエエエエエエエェェエエエエエエエエェェエーーーーーーーーーション!!!」とテンションの高いつぶやきで中村を祝福していた。