鹿島アントラーズは途中出場FW鈴木優磨(20)の決勝弾で、開幕2連勝で首位だった横浜F・マリノスに1-0で競り勝った。

 0-0の後半38分、DF伊東幸敏(23)の右クロスをゴール前で頭で合わせ、右隅に突き刺した。「苦しいゲームになりましたけれど、勝ち点3をとれてよかった。石井監督から真ん中に残れと言われていたので、良いボールが来て、仕事ができた」と笑顔。今季の対外試合出場11試合で8得点とした。今季リーグ戦ホーム初勝利も導いた。

 今季の目標は得点を重ねての勝利に加え、先発出場定着を掲げている。スーパーサブ脱却に向けても「1試合ダメなら、すぐ替えられる。結果を残さないと、スタメンどころか、ベンチを外されると思う。自分が出た試合でとり続けることが先発につながると思うので、今日は良かった」。視察に訪れた日本代表ハリルホジッチ監督からも「若くて興味深い選手が点をとったことはうれしいこと。チェックしました」と高評価を得ていた。【鎌田直秀】