ロアッソ熊本が1点を追う後半47分に起死回生の同点弾を決めたのは、30歳のGK佐藤だった。

 右CKから捨て身の攻撃参加で、185センチの佐藤がジャンプして頭で押し込んだ。GKとして初得点といい「夢中で飛び込んだだけ。プロになって1点は取りたいと冗談で思っていた。勝てれば一番良かったが、こういう引き分けもいい」。鹿島アントラーズなどでJ1通算24試合出場のベテランがチームを救った。

 ▼GKの得点 熊本GK佐藤が12日のモンテディオ山形戦で記録。Jリーグの公式戦では、山形の山岸範宏(現北九州)が14年11月30日のJ1昇格プレーオフ・ジュビロ磐田戦でマークして以来、史上8例目。