FC東京は17日、都内で18日のホームでの「多摩川クラシコ」、川崎フロンターレ戦に向けて調整を行った。FW大久保嘉人(34)にとっては、4年間在籍した古巣との対戦。3年連続得点王など輝かしい記録を打ち立てたチームメートとの対決に「まあ、みんなオレのプレーを分かってますからね。オレもみんなのプレーを分かっているし。楽しみでしかない」と心待ちにした。

 川崎Fは今季から鬼木監督が就任し、守備への意識が高まっている。大久保は「ゴール前に人がいればうまい選手ばかりなので怖い。それをやらせないように、こっちはやりたい。間違いなくボールは回される。(東京は)後ろが強いので。いい距離感でコンパクトにして、最後やらせずにやりたいなと」とイメージした。

 11日のガンバ大阪戦は完敗だった。大久保はPKを外し、試合後にユニホームを蹴ってしまい、後にブログなどで謝罪した。サポーターが待ち望んでいるのはやはり得点だ。「フロンターレ相手に決めたら一番キレイやろうけどね。入るときは入る。171点取ってるしね」と、J1通算最多記録保持者の余裕すら感じさせた。

 大久保は出場停止明けの試合では約50%の高確率で得点を決めるなど“トラブル”の次の試合にはめっぽう強いが、今回は果たして…。